溺愛してます!狼先輩!!!
[先輩照れてますか?]


「ばっ、んなわけねーだろ?
お前頭沸いてんじゃね?」

[顔真っ赤ですよ?]


「あ、暑いんだよ!
そうだ、準備。
俺準備あるから帰る!
じゃぁな!!!」


そう言うと
あたふた去っていく先輩。

分かりやすい人だなぁ...


なんか可愛い...












っては???

あの人が可愛いなんて!


私の頭あの先輩と一緒に居過ぎて
可笑しくなってきたかも...

そんなの嫌だよー!!!


「ゆ、ゆー?」


さーちゃんがそう
遠慮がちに尋ねてくるまで
私は1人頭を抱え
蠢いていたのだった──











< 99 / 131 >

この作品をシェア

pagetop