秘密の美男女
「今日は美帆と同い年の男の子も来るのよね」
「あぁ。神谷さんの息子さんだったなぁ」
パパとママがあたしを見ながら楽しそうに話している。
「美帆より一個したの娘さんもいるんだよなぁ」
「そうだったわねぇ。仲良くなれるかしら?」
ママがニコニコしながら、あたしの頭を優しく撫でる。
「うん!」
パーティーには、あまり子供はいない。
ましてや、同い年の4歳の子に会ったことなんて、フランス(?)の子だけだった気がする。