秘密の美男女
今日もまた、大きな会場。
どんなパーティーとかは知らない。
知っても、「???」になっちゃうだろうし。
右にママ。
左にパパ。
両手を繋いで会場に入る。
今日は外人さんはいないみたい。
近くにいた人達に軽くお辞儀をすると、パパはお目当ての人を見付けたらしく、あたしとママを連れてその人な元へ。
「神谷さん」
パパがその人の名前を呼んだ。
車の中で話していた人だと、すぐに分かった。
「おぉ。これはこれは」