天使に恋した悪魔
誓う
私は 靖くんと別れてから学校に向かった。
「行けよ、って言われても何処に行けばいいんだか・・・」
だから なんとなく学校に向かった。
もう6時過ぎで学校にはグラウンドにしか人が居ない。
私は 足を止める事なく歩き続けた。
着いた場所は屋上だった。
屋上に行くと 丁度夕日が沈む所だった。
「綺麗・・・」
わたしは 沈んでゆく夕日を最後まで見送った。
「はぁ・・・」
ため息が漏れる。
ここで司にフラれて靖くんに慰められて。
色々あったと思う。
あの頃のわたしはメルヘンが嫌いだった。
でも 司を好きになった時に恋愛小説とか 可愛い物を集めたりした。
何でかは分からないけど 私なりの努力だったんだと思う。
だから
「好きだよっ。司!!!」
大きく息を吸って 叫ぶ。
この 声が
想いが
相手に伝わったなら
どれだけいいだろう?
でも もちろんこんな所には居ない訳で――――
「ありがとっ!」
・・・?
返事が返ってきた。
そんな訳ない
幻聴だって思うのに
私は その姿を見たくて振り向いてしまう。
「・・・司ッ!」
「緋李、いや、エリカ・・・待たせた」
「ううん・・・ううん!」
私は 首を振った。
前世の事を覚えてなかったのは私。
アンはずっと覚えててくれた・・・。
「行けよ、って言われても何処に行けばいいんだか・・・」
だから なんとなく学校に向かった。
もう6時過ぎで学校にはグラウンドにしか人が居ない。
私は 足を止める事なく歩き続けた。
着いた場所は屋上だった。
屋上に行くと 丁度夕日が沈む所だった。
「綺麗・・・」
わたしは 沈んでゆく夕日を最後まで見送った。
「はぁ・・・」
ため息が漏れる。
ここで司にフラれて靖くんに慰められて。
色々あったと思う。
あの頃のわたしはメルヘンが嫌いだった。
でも 司を好きになった時に恋愛小説とか 可愛い物を集めたりした。
何でかは分からないけど 私なりの努力だったんだと思う。
だから
「好きだよっ。司!!!」
大きく息を吸って 叫ぶ。
この 声が
想いが
相手に伝わったなら
どれだけいいだろう?
でも もちろんこんな所には居ない訳で――――
「ありがとっ!」
・・・?
返事が返ってきた。
そんな訳ない
幻聴だって思うのに
私は その姿を見たくて振り向いてしまう。
「・・・司ッ!」
「緋李、いや、エリカ・・・待たせた」
「ううん・・・ううん!」
私は 首を振った。
前世の事を覚えてなかったのは私。
アンはずっと覚えててくれた・・・。