君と桜と



「・・・どう、して?」




「続きは、まだ言っちゃだめだ。」




奈緒はそっと目を開けた。


目の前に広がるのは白い夢の世界ではなくて、見慣れた図書館。



三谷君は、私が言おうとしていたことを分かっているの?





「・・・それは」








< 103 / 205 >

この作品をシェア

pagetop