君と桜と



カーッと赤くなるのが自分でも分かった。




なな、何で分かったの?



「さあ、もう遅くなっちゃうから帰りなさい。」


本当はそんなに私ってわかりやすいですか?って聞いてみたかったけれど。

忙しいお母さんに、こんなこと聞くのも憚られて、慌てて絢を呼びに行く。



「あ、ありがとうございました・・・」


2人で挨拶をして三谷家を後にした。











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