君と桜と



隆司・・・





いつも、私の味方をしてくれて




励ましてくれた。





辛い時には


何気なく、そばにいてくれた。



もう一度ちゃんとピアノと向かい合うきっかけをくれたのも隆司だった。


隆司のこと思うと、自然と鍵盤の上を滑る指に熱がこもる。




いま、隆司が苦しんでいるのなら

助けてあげたい。




でも、相手が病気じゃ。
わたしには、祈る事しか・・・



っっ――!!









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