君と桜と


「まだ、間に合うのかな・・・・・・」


「人生はこれからだろ。」


三谷君はフッと笑う。


その笑顔が暖かかくて、もう悲しくないのに涙が出てくる。


「ううっ・・・」

「おい・・・まあいいや。

泣くなって言っても泣くんだろ?」


「っ・・・うんっ・・・」



三谷君はまったく・・・とため息をつきながらも笑顔のままだ。



< 82 / 205 >

この作品をシェア

pagetop