向日葵日和

「や、何でもない・・・」


がっくりと項垂れる俺にどしたの?って顔してる。








俺はそっと片瀬の隣に立つ。




そこから見えたのは・・・




ひまわりだった。





「ひまわり・・・」


強く、強く、太陽に真っ直ぐ伸びているひまわり。




「ここから、よく見えるよね。


ねぇ・・・



知ってる?ひまわりってね、


“太陽に恋してるんだよ”


だからあんな真っ直ぐに太陽に向かって伸びてるんだよ。」



微笑んで俺にそう言う。


まるで、



自分が“ひまわり”だとでも言うように・・・。(実際、向日葵なんだけど・・・(笑))



けど、その微笑みに俺は射抜かれて・・・











本日2度目の赤面。



< 34 / 79 >

この作品をシェア

pagetop