向日葵日和
「や、何でもない・・・」
がっくりと項垂れる俺にどしたの?って顔してる。
俺はそっと片瀬の隣に立つ。
そこから見えたのは・・・
ひまわりだった。
「ひまわり・・・」
強く、強く、太陽に真っ直ぐ伸びているひまわり。
「ここから、よく見えるよね。
ねぇ・・・
知ってる?ひまわりってね、
“太陽に恋してるんだよ”
だからあんな真っ直ぐに太陽に向かって伸びてるんだよ。」
微笑んで俺にそう言う。
まるで、
自分が“ひまわり”だとでも言うように・・・。(実際、向日葵なんだけど・・・(笑))
けど、その微笑みに俺は射抜かれて・・・
本日2度目の赤面。