向日葵日和
・・・・・。
しーん、
何も音のしない保健室。
小さな音さえ聴こえない。
その沈黙を破ったのは入ってきた子だった。
「・・・片瀬?俺・・・・高口だけど・・・」
遠慮がちにあたしに問いかける。
起きてるってわかってたんだ。
「・・・ぁ・・・」
何を言えば良いか・・・・
「・・・開けてもいい?」
へ・・?
って・・カーテン?
ココで嫌だって言ったら不審だよね。
「ど・・・・うぞ・・・」
小さい声だったけど聞こえたかな・・・?
「ありがと。開けるね」
カーテンが開く。