向日葵日和




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「向日葵!!早く!」


「高口君!待ってよ!!」



小走りで高口君の後を追うあたし。





そんなあたしの言葉を聞いた後ピタッと立ち止まる高口君。



ドンッ!!



前を見てなかったあたしは高口君にぶつかってしまった。





「あ・・・ごめん。」


「向日葵・・・そろそろ・・・名前で呼んでくれない?」

「!?


はぅ・・ぇ・・と・・・そ・・・そ・・・」



恥ずかしくてでも、言いたくて言おうと頑張るんだけど言えなくて・・・・




「・・・ま・・・慣れて言ってくれれば・・・」




苦笑い。



むぅ・・・あたしだって頑張ってるもん。



「あ、ひまわりだ!!」

太陽に向かって咲いてるひまわりを見つけ駆け寄る。





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