good-friend
「文香~ 情報仕入れたよ。中村先輩、○○大学に行くんだって。」


文香と理恵がしゃべっている所へ、バスケ部の友達が報告してきた。


「すご~い国立じゃん。」


「文香、こうなったら、バレンタインに、おすしかないよ!」


一週間後のバレンタインデーにむけて、学校はいつもより、恋話が盛り上がっている。


「そうだね。私、がんばるよ。」



良太と理恵のそばにこれ以上、一人で居る事はつらかったし、


なにより中村先輩を、前より、もっと好きになっていた。


「文香、チョコどうするの?買うの?手作り?」


「え~~理恵はどうするの???」


「もちろん手作りだよ。ねっ、今日一緒に材料買いに行かない???」


「・・・いいよ。行く行く。」



理恵に便乗して手作りでいくことになった。

駅前ビルのバレンタインコーナーは、学生や仕事帰りのOLでごったがえしている。



「理恵~、すごい人だから、お互い好きなトコ行って、30分後ココで合流しない???」


「そうしよっ。」



********************



どうしよう。なにを作ろうかな・・・

これだったら、簡単そう。

材料が全部セットになっている、ブラウニーのセット。


後、ラッピングのきれいな袋にリボンと。。。かわいかったから、小さいくまのぬいぐるみのキーホルダーを2つ買って、理恵と合流した。





















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