good-friend
その時、良太が息を切らせながら入ってきた。


「はあ~~探したよ。すっげーひとだな。ここ。」


「文香、合格おめでとう。まさか お前が一番に決まるとはなぁ・・・」


「・・・」


「おい、聞いてる?人の話?」


「・・・ごめんごめん、一瞬ぼーっとしてた。」


「お前~、受かったからって気ィぬくなよなぁーー!」


「そんなんじゃないって!!」


「あっ、そういえばさ~・・・・」


いつもの他愛無い話をしながら、


文香は、ショックを受けていた。自分だけがどんどん遠くなっていく様な感覚に襲われる。


なぜかこの二人を汚らわしく思ってしまっていた。


親友なのになぜこんな気持ちになったのか。


分からないけど、


同時に軽い罪悪感を感じていた。








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