good-friend
「文香ちゃん、びっくりしたでしょ。

昨日、彼から全部聞いたわ。何も気づけなくて・・・ごめんね。」



「なんで、麻美ちゃんが謝るの?悪いのは私でしょ?!」



「私も、文香ちゃんも悪くないの。」



「・・・」



麻美ちゃんが優しく言った。



「ひどいよね。ほんとに。あんな人、別れて正解よ。」



「・・・えっ。麻美ちゃん。。。別れたの?」



「こんな言い方、本来なら良くないけど、私たち、騙されたのよ。教師として、こんな

形で、つきあっていくことはできないわ。」


「私のせい?」


「違うの。 自分で決めた事よ。」


「好きだったのに・・・」


「私もよ。」



私達は、二人で泣いた。



麻美ちゃんは、やっぱり麻美ちゃんだね。

泣きながら、麻美ちゃんはお茶を入れてくれて、

こんな状態で普通の動作していることがなんだかおかしいって、

泣きながら、笑ってしまった。私が笑ったら、麻美ちゃんも笑った。



やっぱり私、麻美ちゃんは憎めない。

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