good-friend
お茶を飲んで、少し落ち着いてから麻美ちゃんが言った。



「今、良太くんが大変なのよ。知ってる?」


「えっ?どうして?」


「良太くん、今朝、中村先生を送ってきた彼、幸治を殴ったの。でも止めに入った中村先生も巻き添えになってしまって・・・」


「えっ!!!なんで?なんで 良太が・・・」


「それは・・・あなたの為でしょう」


「良太くん退学させられるかもしれないのよ。」


「・・・」



言葉が出なかった。

良太は私と違って三年間成績も良く、もうすぐ受験もひかえていた。



「今、良太くん、自宅謹慎中よ」


びっくりして、また涙があふれてくる。


良太は私のこと思って・・・



「私事情を校長先生に説明してみるわ。」



保健室をでると理恵が廊下に座り込んでいた。


麻美ちゃんに呼ばれた理由を説明して



良太のことを話した。

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