good-friend
次の日学校は、良太の退学の噂話で、もちきりだった。
「文香!!!」
ホームルームの後、文香は友達に呼びとめられた。
「今日、理恵やっぱり学校、休んでるんだね。」
「そうみたいね。」
「文香何か詳しいこと知らないの?さっき、数学の中村先生が、警察につかまったっ
て、誰かが噂してたよ。」
「え???なんで?」
「先生が、復讐に良太に暴行して、良太、今病院なんでしょ??」
「・・・」
文香は、友達をふりきって、すぐ保健室に走った。
麻美ちゃんなら、何か正しい情報を知っているかもしれない。
ガチャ
半分泣きながらドアを開けた。
「麻美先生!」
「文香ちゃん。大丈夫?」
「良太のこと、変な噂が流れてるんだけど・・・何か知ってる?」
「・・・今職員室で緊急会議があったの。そこに座って。」
黙って座ると、麻美ちゃんは事の詳細教えてくれた。
*****************
良太が幸治を殴った日、良太は職員室で自宅謹慎処分を告げられ、そのまま家にかえっ
た。帰り道、家の近くで、兄の中村先生が待ち伏せしていて、後ろから良太をつきたお
し、抵抗する良太を殴ったのだ。何度も何度も、重いバットで。
「信じられない・・・」
「中村先生、弟の事に関しては異常な思い入れがあるのよ。私が幸治とつきあうように
なったのも、何度も何度もあの人 ― 中村先生 ― に言われて、ずっと断ってたん
だけど、土下座までされてね。一度だけなら。って事でデートして、そこから始ま
ったの。私たちが二股かけられてたってことも、あの人見てみぬふりだったんでしょ
うね。」
「文香!!!」
ホームルームの後、文香は友達に呼びとめられた。
「今日、理恵やっぱり学校、休んでるんだね。」
「そうみたいね。」
「文香何か詳しいこと知らないの?さっき、数学の中村先生が、警察につかまったっ
て、誰かが噂してたよ。」
「え???なんで?」
「先生が、復讐に良太に暴行して、良太、今病院なんでしょ??」
「・・・」
文香は、友達をふりきって、すぐ保健室に走った。
麻美ちゃんなら、何か正しい情報を知っているかもしれない。
ガチャ
半分泣きながらドアを開けた。
「麻美先生!」
「文香ちゃん。大丈夫?」
「良太のこと、変な噂が流れてるんだけど・・・何か知ってる?」
「・・・今職員室で緊急会議があったの。そこに座って。」
黙って座ると、麻美ちゃんは事の詳細教えてくれた。
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良太が幸治を殴った日、良太は職員室で自宅謹慎処分を告げられ、そのまま家にかえっ
た。帰り道、家の近くで、兄の中村先生が待ち伏せしていて、後ろから良太をつきたお
し、抵抗する良太を殴ったのだ。何度も何度も、重いバットで。
「信じられない・・・」
「中村先生、弟の事に関しては異常な思い入れがあるのよ。私が幸治とつきあうように
なったのも、何度も何度もあの人 ― 中村先生 ― に言われて、ずっと断ってたん
だけど、土下座までされてね。一度だけなら。って事でデートして、そこから始ま
ったの。私たちが二股かけられてたってことも、あの人見てみぬふりだったんでしょ
うね。」