good-friend
今朝から、保護者からの電話が相次いでるの。どうしてそんな暴力教師を学校に

おいたのかって。学校の責任を問われててね。良太くんの退学処分はなくなりそうよ。

。。。」



それがせめてもの ―慰め― とでもいうように、麻美ちゃんが優しく言った。



「つらいと思うけど、今はあなたが良太くんを支えてあげてね。」



分かってる。全部私のせいだもの。



あの春の日に良太の思いに応えられなかったことも。

背伸びして、先輩と付き合ったことも。


でも今、どんな顔して、良太に会えばいいの!?




怒りと悲しみが交錯するなかで、文香の足は、中村先生が逮捕された、警察署へと向かっていた。私、何を考えているんだろう・・・自分でも分からなかった。




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