good-friend
「良太、こんな所で何してんの?まだ、外に出ちゃだめだって、先生に言われてるじゃ

ん。」

理恵の声がした。


「・・・文香なの!?何しに来てるのよ?来ないでって言ったでしょ。良太帰ろう。」

「ちっちょと、何だよ、理恵!、文香こんなトコに置いて行けっかよ!」

「ダメだよ。良太をこんな目に合せたんだよ。ココにくる資格なんかないのよ。」

「文香のせいじゃないって、何度もいってるだろ!」


「二人とも、もういいよ。私帰るよ。ここで二人に会えたことでもぉ充分。」

「文香・・・」

「・・・」



理恵は黙ったままだったけど、本当にそうだった。



良太のおっきな目がそのままでよかった。

良太が笑ってくれてよかった。

良太が元気で居てくれてよかった。

良太の優しさにまたふれられて・・・よかった。



「ありがとう。」


文香は笑顔でそう言った。

良太は心配そうな顔してたけど、もう大丈夫だった。

良太の暖かい手が心にまで伝わったよ。


愛する人・・・貴方がそのままの貴方でいてくれて、本当に


 ありがとう
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