good-friend
「あの子達なんなの?」

「ナンパでひっかかった子達だよ。どうでもいい。」

「あなたって本当に最低ね。」

「それより、麻美の話って一体何なんなんだよ。」

「まずは・・・私と良太の仕返しよ。」


バシッ


手のひらで思いっきりなぐってやった。


「・・・ってぇ。何なんだよ!」

「これじゃ、足りないくらいでしょ。」

「良太ってあいつか?俺を思いっきり殴った。」

「私の親友よ」

「そういうことか・・・それなら、仕返ししなかったのにな。何も言わねえか

らさ。。。」


「・・・、中村先生がつかまってるのも、あなたのせいでしょ?」


「あんなオオゴトになるとは思ってなかったんだ。あいつ真面目だから、加減を知らな

くてさ。。いつも、ちょっとからかってただけなんだよ。母親と二人で・・・」


「はぁ。。。!?それでどれだけ、先生が苦しんでたと思うのよ!!バカ!あぁ、こん

な人が父親だなんて・・・」


「はっ?何だよ?父親って?」


「麻美ちゃんの事よ。麻美ちゃん妊娠しているの。あなたの子供でしょ。今日倒れて救

急車で運ばれた。」


「・・・麻美が?!」


「病院どこなんだよ。」


「良太と同じ病院よ。教える代わり、良太に土下座して謝って。」


「なんでだよ!?」


「当然でしょ。」


「分かったよ。分かったから教えてくれ。あいつに、―麻美に会いたい。」

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