good-friend
「文香、強くなったな、お前・・」
 

麻美ちゃんが倒れたこと、幸治が、麻美ちゃんのお腹の子供の父親だったこと、幸治の

家にいったこと。。。


その日あったことを全部、良太に話した。


「お前のしたことは全部、正しかったんだよ。」



良太に優しくほめられて、心の中が暖かくなった。



「よかった。。。良太がそう言ってくれて。」


「もう、あいつに未練はないの?」


「全然ないよ!良太がこんなことになって、私、目が覚めたんだ。」


「そっか。よかった。―・・・もぉ、変なヤツとつき合うなよな。心配なんだ。おまえ


には一番幸せになってほしいから。俺にとっては、大切な人だからな。文香は。」


「良太・・・私もずっとそういう風に思ってきたんだよ。良太の事。」



  そして気づいたの。貴方を愛してるんだって 


心でつぶやく。





ガラガラっ


その時、病室の扉の開く音がした。


「良太、来たよ!寂しかったぁ?・・・!?」


理恵が勢いよく、やってきた。


「あれ?・・・文香、どうしたの?」


「あぁ・・・理恵。麻美ちゃんの病室にいった、帰りにここへ来たの。」


「麻美ちゃんもこの病院なんだね。。。だけど、良太の病室に来るなら、一言、

私に言ってよね。」


「・・・ごめんね。

じゃあ、私、もぉ、帰るから。。。 またね。」



文香は、急いで、病室を出た。




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