good-friend
私たちの「いつもの場所」とは、別館にある保健室の事だった。


放課後、理恵と保健室に行くと「麻美ちゃん」こと保健室の先生がいつも明るく迎えてくれる。



私たちの大好きな先生だ。



「きょうはどうした?調子でも悪いの?」


麻美ちゃんが、いつものサバサバした調子で聞いてくる。



「違うの・・・実は」


「ああ、いつもの内緒話ね。。。いいよ(笑)今はもう誰もいないから、奥のベットの
 部屋使って。」



「ありがとう」



麻美ちゃんは少しの間席を外してくれた。





「文香・・・実は私ね、良太とつきあうことにしたんだ。」



「・・・えっ」



「ごめんね。今まで黙ってて。私入学した頃から良太こと好きだったんだ。

実は告白したのも三回目なの」



「・・・理恵から告白したんだ・・・知らなかった。」



「ずっと好きな人がいるって断られてたんだ。でもそれって文香のこと

だったんだね。」





「・・・」










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