good-friend
「文香ちゃん、ごめんね。あの子、まだ、調子悪いみたいで。。。」


「いいんです。また来ます。」


そういって、ドアをしめた。北風が冷たい。。。

良太がいないと、心細いな。。。

寂しさが身にしみるよ。



家に帰ると、すぐ携帯が鳴った。(良太かな?)

画面には見たことのある番号が表示されている。。。


「もしもし」


「もしもし、文香? 俺、分かる??」


「幸治?だよね・・・どうしたの?」


「お前、麻美の居場所しらない?」


「え??知らないけど、まだ入院中じゃなかったの?学校には替わりの先生、来てるよ。」


「そうか。。。じゃいいんだ?もし何か、連絡あったら、俺に電話して。」


「・・・分かった。 麻美ちゃん、どうかしたの?」


「今日、病院にいったら、麻美がいなくて、看護婦に聞いたら、昼に退院したっていうんだ。家にも戻ってないし・・・。」


「・・・心配だね。うまくいってるんじゃなかったの?」


「ああ・・・でも、まだ、俺の事、許せないみたい。」


「そっか・・・色々あったからね。。。」


「急に電話して悪かったな。あいつと一緒か?」


「良太の事?ううん、今、一人。」


「あいつ、いい男だな。手放すなよ。」


「どしたの?急に・・・分かってるよ。」


「そっか。じゃあな。」


プープープー


変な電話・・・

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