good-friend
早朝―


文香は近くの神社に行った。


「良太が合格しますように。」


ちょっとふんぱつして、500円玉を入れる。


「あ~寒い。ハァ~~」


息が白く凍っていた。





「おはよ~」


「あ~文香、おはよ~」


「今日は、良太一緒じゃないの?」


「うん。受験中。」


「そっか。。。あ、今日から、麻美先生、来てるの知ってる?」


「えっ、本当?」


「前の先生、怖かったから、麻美ちゃん帰って来てくれてよかったよ。」



クラスメイトからの情報・・・麻美ちゃんが学校に来てる・・・



文香はすぐに、保健室まで走った。



「麻美ちゃん!」


「文香ちゃん?久しぶりだね。」


前より、ちょっと痩せた麻美ちゃんが、笑顔でむかえてくれる。


「きのう、退院したって・・・幸治、心配してたよ。」


「・・・幸治に私が入院してること伝えたの、文香ちゃんだったよね。。。」


「うん。言ったほうがいいって直感したの。麻美ちゃんが倒れた後、すぐ、幸治のマンションに走ったんだ。」


「・・・ありがとう。文香ちゃん・・・」

麻美ちゃんの声がちょっと、涙声になった。


「あんな目にあったのに、私の事思ってくれだんだね。」


「好きなんでしょ。幸治の事。」


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