破片
「えへへ。昨日、帰れなかったからさ。美貴に会いたくて」



「莉子大好きー!」



抱きあった。




本当は、そうじゃない。

あいつが、憎くて不幸になればいいと思った。




美貴と、歩いて学校についた。



「バイバイー!」



「小野川!」



「何ー??」



「原川桃いるじゃん」




「原川桃(ハラカワモモ)?」




「あの、休んでるやつ。」



「あぁ。」




「あいつ、亡くなったらしいぜ」


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