妄想少女と秘密のアイドル
KISSMEno.1

暴走地味子

「本当に申し訳ありません」



「すいませんでした。」



「いや、いいんですよ。」

放課後の教室にあたしの声とママの声と先生の声が響く。



「本当に先生には迷惑ばかりかけてしまって・・・」


「いや、しょうがないですから。お母さん顔あげてください」


そう、先生に迷惑をかけたのはこのあたし。







柴田夏羅。







ふざけて窓の近くにいたら窓を割ってしまった。という。




「すいませんでした。」



「これからはやるなよ。」


「はい。」


「今日はもう帰りなさい」


「本当に申し訳ありませんでした。家でもよく聞かせますので」


「お願いします。」



「でわ失礼します」


いったい今日1日で何回謝ったのか

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