好き、好き、好き
「渡邊、牛乳好きなのか?」
「いや、べつに好きじゃない
ですけど…?」
「じゃあなんで、
『おいしい牛乳』?」
あたしはコンビニの袋から
中身を取り出した。
『おいしい牛乳』
「えぇぇぇえぇえ!!!!?」
あたし、いそごうとして
適当に見ずに紙パック取って
なんか高いなぁと思ったら…
牛乳っっっ!!!?
「ぷはっ渡邊、そこまでして
身長ほしいのか?」
ケラケラ笑う先生。
「ち…違うわっ!」