君に出逢って
学校に着くと何やら周りからの視線を感じた。
やっぱり雪姫と手を繋いで登校したの目立ってたのか?
「おはよう!将!朝から雪姫ちゃんと登校か?」
「あぁ。登校途中で会ったからな。」
コイツは昨日話し掛けてきた男子のひとり。
えーと、名前は確か“侑”って言ってた気がする…。
「いいなー!!雪姫ちゃんが男子と一緒にいるなんて珍しいんだぜ!!」
「ふーん。そうなんだ。」
家が近所で強引に一緒に登校してきたことは秘密にしておこう。
楽しみが減るしな。