君だけの…


ギンの方をじっと見てると、何か、胸の辺りで光った。

ネックレスだ!。
指輪が二つ、通っている。


「そのネックレス…「ソっソウ!!なんか他に習ってなかったの?」


なんだよイチヤ。
話を遮られたよね、完璧。

ギンは窓の方をずっと見ている。
なんなんだろう、この違和感。

まあ、いっか。


「一応ピアノ。あとダンスも。
ピアノは相当悲惨だよ。ダンスは好きだし得意だけどね」

「おっ!ダンス?何系が得意??」


ワタルが食いついてきた。


「まあなんでもできるつもりだけど…得にブレイクが得意かな」

「ブ…、ブレイク?」

イチヤもナルも、目を丸くしている。
なんで?おかしい??

「うん。そうだけど」

「そんなちっちゃいのに?こんな美少年なのに?」


うわ、ムカつくナル!
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