君だけの…

「じゃあ、早速メンバーとの顔合わせだから」


ええっ!?早いでしょ!
まだこの格好にもなれてないのに……。


「男の子らしく、自分のことは僕と呼んだ方がいいな」

「はい。僕……ぼく……ボク」


絶対間違えるな…。
自信があるもん。


「じゃ、ソウちゃん頑張るのよ?」
「…はい。行ってきます」


ドアを開け、部屋から出た。
まさかここに来る前は、こんなことになるなんて思わなかった。

……お母さん、いくらなんでもいきなりすぎるでしょ!



あたし、どーなるの!?
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