Secret*Luv...



「姉ちゃん」

「...」

「おいっ!姉ちゃん!!」

「.....はぇっ?!」


いけない。
ぼーっとし過ぎてた。


「邪〜魔!
いつまで歯磨きしてんの!」
「ご、ごめん...」


本当、
どのくらい歯磨きしてたんだ。


口の周りあわだらけ。


「はぁ...」

「...何?元気なくね?
聡くんと何かあった??」

「えっ」


元気...ない?

恭夜にも今のあたしは
元気なさそうに
見えてるのかな。


「...亮太には、
関係ないもんっ!!」

「はあ?」


口の周りの泡を洗い流して、

洗面所をあとにした。






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