Secret*Luv...



「あっ英李、
この漫画の続き貸して!
家で読むから。」



そういって
掲げた手には
あたしオススメの
少女漫画が。



「うん...いいよ。」



あたしは
小さめの紙袋に



漫画を詰めて
恭夜に渡した。



「お、ありがとね。」



「うん。」



「じゃ。俺帰る。
またあしたな〜」



えっ!?
聡は!?


聡置いてくの!?


「じゃあな〜恭夜〜」


えぇっ!?


おまっ...
お前帰れよ聡っ!!


「聡...っ」



「英李、
あの...さっきのやつ
もういっかい見せて...?」



「はっ!?」



何言ってるのかな!?
この子は?!



「お願い!」



仕方ないなぁ...



「恭夜には...
ひみつだからね?」



「まぢ?!
ありがとっ!」



...あっ
そ〜だ...!



「ねえ、聡?
条件があるんだけど。」



「え?何??」



「あたしの漫画の...




...モデルになって!!」







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