Secret*Luv...








「ね...ねえ、
それって本当に聡の体験談!?」



刺激的過ぎて
あたしは混乱。



やっぱリアルは
スゴイんだ...。



「まあ、そうだけど、
こんなんでいいの?」



「全然っ!!
やる気出てきた!!
今日から聡のネタで
漫画書くからっ!!」



「まぢで。
...んじゃ、例のヤツ。」



「あっ...はい...!」



自分の漫画を
人に見せたことなんて
1度もないから...



ましてや男の子に!


だから
ちょっと恥ずかしい...。



「...」



黙々と
あたしの漫画を読む聡。










ふと、


聡を眺めていたあたしと


聡の目が合った。




「...何?どしたの?」



「...あのさ」



あれれ?
いつになく
マジな顔した聡。



「..別に体験談を話すのが 嫌な訳じゃないんだけど、
俺のネタにもいつかは
終わりが来ると思うんだ。
だからさ...」



「...だから...?」



「俺らで、
ネタ作ってこうよ。」




...は?






.
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