Secret*Luv...


準備はおっけー、
なんだけど...、


「かっこよく書けよ?」

「最善は尽くす。」


正面で向き合うのって、
すっごく恥ずかしい!


「ねぇ、俺
動かない方がいい?」

「その方がありがたいけど
そのキメ顔やめて!
笑って手が震える!!」

「え、もともとこんな顔」

「うそつけ!」


集中集中!


「....。」

「....。」


視線を、感じる。

見られてる。

当たり前なんだけど...!


「ら..、楽にしてていいよ?」

「ん...」

何か危ない気がする。

聡が獣みたいな目してる!


「.....好き!」


え?


「絵描いてる英李、
笑ってる英李、
泣いてる英李、
怒ってる英李、
全部、すき。」


「な...に..?」


「照れてる英李も、
全部。やっぱ好きだ、俺!」


「いきなり、...どうしたの?」

「ん、なんか、言いたくなった。
好き過ぎて!」


どうして聡はこんなに

素直になれるんだろう。

あたしも...

見習いたい。









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