Secret*Luv...


*聡side*


「英李〜
次、風呂...あれ?」

いない??

たしかリビングに
いたはず...

あ、

「いた。」

ソファーで寝てるし。

「...ん?」

ほっぺが濡れてる。

...泣いてた?

「...また、ひとりで。」

だから、
ひとりにしたくなかったんだよ。

「ん...さと...、」

びくっ!

お、起きてんの!?


「...寝てるよな?」


俺の名前、呼んだ?

俺の夢見てんのか?


「...可愛いなお前。」


起きないようにそっと
英李の頭を撫でた。


「...や、めて...」

「え?」


一瞬、
起きたのかと思って
手を離したけど

英李はまだ
夢の中のようだった。


「何の夢見てんだよ...?」


みるみるうちに
英李の顔は赤くなって
険しい顔になった。


うなされてる...?


「英李、起きろ〜」





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