《完》愛さずにはいられない【BL】
ACT1 幼なじみのあいつ
俺はいつものように図書館の最上階の読書スペースに急ぐ。
学級委員で担任から頼まれゴトをした為…今日は待ち合わせの時間に遅れた。
「遅い!」
理由も聞かずにヤツはその一言だけを吐き捨てる。
偉そうにソファーにふんぞり返って俺を睨む。
心の中では少しくらい肝要な気持ちが欲しいトコ。
心が狭い…強引と言うのか…
「わりぃ…」
「罰として…お前からキスしろ」
鼻を鳴らして…俺の出方を待つヤツ…
「ソ、ソレは…できない…///」
俺がテレ屋だって知っててその仕打。
「どうして?ご主人様である俺を待たせた罰だろ!?」