《完》愛さずにはいられない【BL】
ACT11 俺はSカレに愛を乞う
 俺たちの来たのは…梓遠と利遠の住むマンション。


 「……」


 利遠は俺と更なる深い関係を望んだ。


 「……まあ~最初は誰しも…怖い…」


 禁断の扉ですから…俺の戸惑いはハンパではなかった。


 「…でも本当にお前…俺を愛してるのか?いったいいつからだ?」


 「キスされた時からかな?」


 俺も定かではない。


 ほとんどまだ…使用されていない利遠の部屋はデスクと大きなベットしかない。


 まだ出されていない荷物が入っていると思われる引越しのダンボールが部屋の隅に積み上がっていた。



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