《完》愛さずにはいられない【BL】
 「…何?どうした?力ずくで…黙られるつもりだろ?」


 押し倒された利遠の方が落着いていて…俺に問いかける。


 「お、俺は別に……」


 俺は大慌てで…身体を起こして…ソファーから立ち上がる。


 「はぁ!?何だそれ?つまんねえ~」


 拍子抜けしたような態度で利遠が身体を起こした。


 「わ、悪い…つい……確かに…俺は梓遠がスキだ…それは認める…でも今
の友達関係を壊したくない…」


 俺は利遠に頭を下げる。


 「梓遠には言わないでくれ!!」



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