《完》愛さずにはいられない【BL】
 俺はお袋に説得されて…お袋と梓遠を見送った。


 それから…ずっとーー


 俺は親父が帰ってくるまで…一人でお袋を待ち続けた。



 もともと梓遠よりも身体が弱かった俺。


 親父には『お前は捨てられたんだ』と言われたが…俺は頑なに親父の言葉を信じずお袋を待った。



 親父はいつか…酒に溺れて…身体を壊して帰らぬ人に…


 親父が亡くなったのは…中学入ってまもなくのコト。



 

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