《完》愛さずにはいられない【BL】
 俺をお袋が迎えに来たのは親父の葬儀の日。


 俺を引取ると言ったが…俺は拒んだ…


 


 幼い時…つかれたお袋の嘘が俺の心に不信感を抱かせていた。


 「あんたの言葉だけは何を言っても信じない…」


 そう吐き捨てた俺に…


 「反抗期?私も忙しいんだから…手を煩わせないで!」


 自分本位な心情が見えて来て…
 マジでウザイ…


 「一人で生きていくから…俺のコトはほっとけ!!」


 「分かったわ。勝手にしなさい!」


 俺は施設に入るコトを選んだ。



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