《完》愛さずにはいられない【BL】
 



 「でも…俺もお前がホンキでスキなんだ…」



 上弦の月が…淡い光を公園に落としていた。



 梓遠と同じ顔の男が俺をスキだって言う…



 夢のような…


 幻のような…


 「…だからマジで俺にしとけ…」


 また…利遠が俺に顔を近づける。


 俺は…拒まなかったーーー


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