桃色!
床に散らばった本を集めてくれる蓮見くん。
優しいなぁ…。
なんなんだろうか、この素晴らしい人間は…。
「これで全部かな?えーと…」
「高月です!高月ののか!
あ、ちなみに1年1組です!」
「高月さんね、高月さん、この作家の本よく読むの?この本たち、全部同じ作家だよね」
「うん!この作家さん好きでねっ、この本たち読んだら、ほぼ制覇って感じかな!」
「そうなんだ!俺もこの作家好きでさ、でも少し難しめだし、マイナーだから、俺以外に読んでる人初めて見た!」
……ぬおおお!!?
思いもよらない共通点発見!!
なんか、もしかして、これは…
いい感じだったりしちゃったり!?
だって、女の子を寄せ付けない、あの蓮見くんがだよ!?
こんなに話してくれてるんだよ!?
ああ…、今日が良い日すぎて、明日を迎えるのが恐ろしいデス!!