桃色!
「まさかとは思うけど…高月さん、それ本気で言ってるの?」
「へ?何が?本気って?」
ぬぉ、榊原くんまでワケ分からないことを…!!
もしや、あたしが物分かりの悪い馬鹿なだけだったり。
「はぁああ…高月さん、さすがに上杉が可哀想とゆうか惨めとゆうか、だから言うけどさ、もし蓮見が高月さんの友達と話してたら、どうしたいと思う?」
「えっ、そりゃあ焼きもちやくけど、蓮見くんに空気読めない子って思われたくないから、見なかったことにする!」
「……もういい。高月さんと上杉は根本的なとこから違うみたいだし」
……ちょ、待てい!!
なーんであたしが榊原くんにそこまで呆れられないといけないわけだ!?
はっ!そうだ!
今日は英語の小テストがあるから、皆勉強しすぎて、頭がおかしくなってるんだな!!!
う、うん、きっとそのはず。