桃色!



今日の絡みは、怒り狂ったあたしが遥をチョークの粉だらけにして終了。

まあ、なんだかんだ、いっつもあたしの圧勝だけどねー。


「ののか、おっはよー!」

「ふふ、今日も仲良しだったね~♪」

「ななちゃん!みいちゃん!もー、仲良くなんかないんだってばー!!!」

大親友の、ななちゃんこと桜井七瀬ちゃん。
サバサバしててお姉さんみたいで頼れるんだ!

同じく大親友の、みいちゃんこと篠原みいちゃん。
ほわほわしてて、女の子らしくて、本当彼女にしたいわー、うんうん。

2人は高校から仲良くなったんだけど、今では何でも話せる、さいっこーの友達!


「でも周りからしたら和むよ~あんたら見てると!」

「いや、おかしいでしょ、あたしはストレスたまる一方ですが…」

「そうかなぁ~上杉くんと絡んでるののか、楽しそうだよ♪」

「いや、心のなかでは、ちょwおまwwそこらに一回沈めたろかwwとか思ってるからね…」

「あはは!乙!!」


うん、こーゆう風に、遥のことからかってくるけど、2人は蓮見くんのことも知ってるし、冗談ってのは分かってるんですけどね!

ついつい、全力で否定してしまうあたり、あたしは本気で遥を沈めたいらしい。

本当、あいつは何なんだ!?

あれか!?
ひっくり返ってじたばたしてる亀をいじめて喜んでる小学生のあれか!?


……うん、違うか。




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