命
第1章
chaptre;1
高校2年の夏。
私、前田 梓(マエダアズサ)はいつも通りに学校に行った。
幼なじみの 長谷川 海斗(ハセガワ カイト)と一緒に。
海斗は小さいときから私と良く遊んでて、海斗が小学校2年からバスケをやりだし私も一緒にやりだした。
なんでも一緒。
いつも一緒にいた。
同じバスケ部。
でも、海斗は次期キャプテン。
私なんかより遥か上。
なんだか遠い存在になりがち。
「梓!!!早くしねぇと遅刻するぞ。」
「うん。走るかぁ!!!」
「じゃあ、俺に負けたらジュースおごれよ!!」
「なにそれ!?負けないから!!」
そう言って走り出した。