教室のすみっこ
「あのー・・・・・かなめ?」

かなめの肩がビクッとする。俺はしゃがみこんで、かなめとの目線をあわせた。

「な・・・んですか?」

はぁーかわいいなぁ。このひかえめな感じがいいな。うん。

「あのさ、3連休あるじゃん?」

「は・・・はい」

「でさ。・・・暇?」

あーやばい超緊張する。女の子誘うのはあんま緊張しないけど、このタイプは初めてだからな。

てか、かなめってこんなことに来るか?

普通に考えたらありえないきがするな。

「え?・・・・あの、暇・・・て」

「えとさ、あの。クラスの暇な人で海行こうぜって事になって・・・。かなめもいかねぇかって・・・事なんだけど」

「は・・・・はい・・・大丈夫・・・です」

「え!?」

今、かなめなんていった?

「え・・・大丈夫です・・・よ?」

「え・・・・まじで?本当に?」

じわじわと喜びがわきあがってくる。

「えと、じゃあさ・・・・」

俺はかなめに咲に言われたことを伝えた。

「・・・・てことだから、こいよ?」

「はい・・・・」

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