俺の天使
萌香の部屋。
なんかシンプルって感じ。
ピンクとかでまとめてあるかと思った。
だけど白でまとまってた。
白ってのもなんかいい。
「はい、お茶」
「ども」
約1分会話がなくちょっと気まずかった。
変な事考えたから意識しちまう…。
「遥樹」
「今度はどうした?」
萌香が頬を可愛いピンク色に染めてる。
見てるこっちがドキドキする。
「これ」
萌香は俺に向かって何か差し出した。
「これ…何?」
「…えと…誕生日おめでとっ!」
「え、マジ?」
あ、そうだ。俺今日誕生日だ。
ダチにも言われた記憶があるけど。
思いっきり飛んでた。
「うん、マジ」
萌香が顔を下に向け俺の手の上に乗せた。
可愛すぎ。