何故か私、不良の彼女になりました



だが。


「分かった、結ぶ」


円香がそう笑顔で言えば、すぐにでも考えを改めてしまうのがマキである。

マキは持っていた地味で目立たない黒ゴムでささっと簡単に結ぶ。


「どう?」

「よくお似合いですっ!」

ニコッと笑む円香につられたように顔を緩ませた。



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