何故か私、不良の彼女になりました


「じゃあ早速、教室に行きましょう!」

「あっ、待って!円香!」


マキと同じクラスなのが嬉しくて、いつもなら学校では走らない廊下を走る。

彼女は急いで円香を追いかけた。


(マキちゃんと同じクラス!)


スキップしそうな勢いで走る円香は、マキをすっかり忘れ、置いてきていることにさえ気付いていない。



< 9 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop