寸止めの恋心




―――雨だ。


パラパラと雨が小さな音をたてて地上を濡らし始めたのは、たぶんその衝撃の事件よりも3時間ほど前の事だった。


夕方4時。

その日は土曜日なのにめずらしく学校ではなにも無くて、リカといっしょに遊びに出た。


ショッピングをして、美味しいものをたべて。

まだ肌寒いその日は、紺色のコートを来ていた。
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