毒舌最強少女の日常
「……って、あれ?」
原田は何かに気づいたように声を上げた。
『どうした、原田。』
「もしかして瑠偉……みんなに忘れられて寂しかっ―――グハァッ!」
原田の言葉の途中で
瑠偉の拳が原田の鳩尾に入った。
原田の言葉がよっぽど気に入らなかった……というより、図星だったのだろう。
『別に原田さんに忘れられようが構わないんですけどね。というより私が原田さんを忘れたいです記憶から抹消したいです。できれば存在を消したいと思うのですが……どうします?』
「ゴメンナサイィイー!謝るから刀を向けるな頼むからぁあ!」
『喋らないでください耳が腐ります。ていうか息しないでください空気汚染、二酸化炭素が増える、地球温暖化が進むので一刻も早く息を止めろ。』
「俺、一応、上司だからな!上司だからな!」